iPhone 7/7 Plusを1週間使って感じた「進化」と「不満」 iPhone 7とiPhone 7 Plus  

iPhone 7/7 Plusを1週間使って感じた「進化」と「不満」 iPhone 7とiPhone 7 Plus  「予約数は過去最高」――3キャリアの社長が異口同音にこう述べているように、「iPhone 7」「iPhone 7 Plus」は、順調な船出となったようだ。一方で、BCNの調査結果を引く形で販売数がiPhone 6s、6s Plusと比べて42%減になったという報道もあるように、2016年のiPhoneは入荷が少なかった様子もうかがえる。 シャネルiphone6ケース販売開始の直前にはキャリアや量販店関係者が「予約がさばけるのか戦々恐々としている」と述べていたことも、これを裏付ける。 【ジェットブラックは「Dライン」が目立たない】  カラーでいうと新色のブラックや、限定色のジェットブラックに人気が集中しており、需要と供給のミスマッチが起こっているようだ。 iPhone7ケースiPhone 7/7 Plusは、日本市場に向けたカスタマイズが、それまでのシリーズよりも徹底している。FeliCaや1.5GHz帯のLTEに対応したことも、従来のiPhoneにはなかったことだ。 エルメス iphone7ケースローカライズというわけではないが、IP67の防水(耐水)・防塵(じん)仕様も、日本市場での人気に拍車を掛けたそうだ。ここからは、好調な日本市場での足場を固めようとするAppleの思惑も見て取れる。 シャネルiphone7ケース  では、そのiPhone 7/7 Plusは、実際どのような使い勝手なのか。両実機を借り(iPhone 7は筆者私物も)、1週間ほど使ってきた。 ルイヴィトンiphone7ケースここでは、その実力を検証していきたい。 ●大きな変化はないが、より精度の上がったデザイン  iPhone 7/7 Plusは、2年に1回のフルモデルチェンジが慣例だったこれまでのiPhoneと異なり、iPhone 6/6 Plusからのデザインを踏襲している。 ルイヴィトンiphone7ケースホームボタンが物理的なボタンからセンサーになったことで、正面から見たときの違いはわずかにあるが、“別物”と言わなければ見分けがつかないかもしれない。  背面も同様に、iPhone 6s/6s Plusから大きく変わっていないが、いわゆる「Dライン」と呼ばれたアンテナ用の樹脂パーツの位置が本体上下の角にレイアウトされているため、よりすっきりした印象は受ける。 シャネルiphone7ケース残念ながら、シルバー、ゴールド、ローズゴールドに関しては本体色と樹脂部分の色に差がありすぎるため、アンテナがあることが分かってしまうが、ブラックやジェットブラックは同系色でまとめられており、より1枚板のようなそぎ落とされた印象を受けるようになった。  また、カメラ周りの処理が変わり、iPhone 7では、より本体と一体感が出るような形状になっている。 グッチiPhone7ケース1枚板という意味ではカメラが出っ張っているのは相変わらずで残念なところだが、個人的には、iPhone 6sのころより、気にならなくなっている。一方でiPhone 7 Plusは広角と望遠、2つのカメラを搭載するようになったため、よりカメラが目立ってしまった印象だ。 ルイヴィトンiphone7ケースこの部分は、デザインを重視する人にとって、気になるところといえるだろう。  冒頭で述べたように、新色のブラックやジェットブラックに人気が集中しているが、デザイン的にはiPhone 6/6 Plusのコンセプトをキープしているだけに、そのような状況になるのも納得できる。 ルイヴィトンiphone7ケース特にiPhone 6/6 Plusを発売直後に購入し、そのまま使い続けている人は、間もなく使用期間が2年を迎える。そろそろ機種変更を……と考えていたとき、見た目の新鮮さを求めると、どうしても新色に目が行ってしまう。 エルメス iphone7ケース特に今回のブラックとジェットブラックは、アンテナの処理が従来以上によくなっているため、需要が集中するのはある意味必然といえる。  ただし、スマートフォンの使用期間は、端末の成熟化に伴い、年々長期化する傾向にある。 iphone7ケース黎明(れいめい)期のスマートフォンに比べ性能が上がり、頻繁に買い替えずとも快適に利用できるようになったのはその一因だ。常に新しいものを求めるアーリーアダプター以外にスマートフォンが広がったのも、使用期間が伸びている理由といえる。 ルイヴィトンiphone7ケースそうした市場動向を考えると、3年にわたって同じコンセプトを使い続ける戦略も、理にかなっている。iPhone 5s、5cのユーザーにとっては、大きな変化になるからだ。 マイケルコースiphone7ケース  一方で、3年という月日は長く、競合他社を見るとデザインのトレンドは刻々と変化していることも分かる。7と銘打つからには、もっとデザイン上のチャレンジも見てみたかったというのが筆者の本音だ。 Michael Kors iphone7ケース ●機能面は順当に進化し快適に使える  コンセプトをキープしたデザインに対し、機能面では大きな進化も遂げている。大きなところでは、カメラやディスプレイがより美しい映像を作り出せるようになり、スピーカーもステレオになり音量が上がった。 グッチiPhone7ケースそれらを支えるチップセットも「A10 Fusion」になり、iPhone 6などに搭載された「A8」に比べ、処理速度は2倍に上がっている。ベンチマークアプリでの測定結果も、それを裏づける。 グッチiPhone7ケースバッテリーの持続時間も、iPhone 6s比で7が2時間、6s Plus比で7 Plusが1時間延びており、実際、外出先で使っているとバッテリーの減りがやや緩やかになった印象を受ける。  特に大きな変化といえるのが、カメラ機能だろう。 シャネルiphone7ケースiPhone 7ではレンズのF値が1.8と明るくなり、これまでiPhone 6 PlusやiPhone 6s Plusにしか搭載されてこなかった、光学式手ブレ補正にも対応した。スペック以上に、この進化は写真を撮るだけで一目瞭然だ。 シャネルiphone6ケース特に室内など、光量が不足しがちなシチュエーションでの写真が以前より明るくなり、より暗い場所でも細部が鮮明になっている。  より特徴的なのがiPhone 7 Plusで、こちらは先に述べたように、焦点距離が28mmと57mm、2つのカメラを搭載している。 ルイヴィトンiphone7ケースこれらを切り替えることで、疑似的に光学2倍ズームの撮影が可能になった。その効果は明白で、被写体に寄って撮りたいというときにも、ワンタッチでカメラを切り替えられ、構図が決めやすい。 シリコンiPhoneケース  ただし、被写体との距離など、条件によっては、自動的に28mm側のカメラを使い、2倍のデジタルズームが使われることもあるようだ。恐らく、2倍程度であれば、画像の劣化も少なく、F値も28mm側のレンズの方が低いため、よりキレイな写真が撮れるとAppleが判断したからだろう。 グッチiPhone7ケースシャッターを押すだけで自動的に美しい写真が撮れるiPhoneならではの処理ともいえる。  一方で、iPhone 7 Plusで撮った被写体は、なぜか露出がうまく合わないことも何度かあった。 シャネルiphone7ケース必要以上に明るくなってしまい、全体的に白飛びしてしまうケースも見受けられた。2つのカメラを使い分けるという新しい技術に挑戦していることもあり、ソフトウェアの調整がまだ完全ではないのかもしれない。 シャネルiphone7ケースまた、2つのカメラと機械学習を使い、背景のボケを際立たせる「ポートレートモード」もアップデートでの対応となる。その意味でも、iPhone 7 Plusのカメラをフルに生かせるようになるには、もう少し時間がかかりそうだ。 ルイヴィトンiphone7ケース  スピーカーもステレオになり、臨場感が上がった。音は本体センター側から聞こえる仕組みで、音量も増加しているため、動画などを再生すると、迫力が増したような感覚を覚える。 マイケルコースiphone7ケースカバー激安もっとも、その副作用として、カメラのシャッター音やスクリーンショットまで大音量になってしまったのだが……。シャッター音は盗撮防止のため、ある程度はやむを得ないにしても音量が大きすぎるし、スクリーンショットではそもそも不要なはず。 ルイヴィトンiphone7ケース実際、Androidスマートフォンでは多くが、マナーモード時のスクリーンショットの音を無効にしているため、こうした仕様はぜひiPhoneにも取り入れてほしい。  また、音楽関連では、3.5mmのイヤフォンジャックも廃止されてしまった。 ルイヴィトンiphone7ケース防水仕様のためや、より本体をすっきり見せるためなど、さまざまな理由が考えられるが、変換ケーブルを使わなければ音楽が聴けないのは、やはり不便だ。イヤフォン側に変換ケーブルを付けっぱなしにしておけば、なくす心配も減るが、イヤフォンを他の機器で使う場合もあるので、その場合は変換ケーブルを外さないといけない。 iPhone7ケース  シンプルな接続方法を実現した「AirPods」も発売されるが、Bluetooth経由になると、急な切断があったり、バッテリーを気にしなければいけなかったりと、取り回しが面倒になる。iPhoneで音楽を聴かない人にはいいかもしれないが、iPhoneはもともとがiPodから派生した商品であるだけに、次機種以降での復活を期待したい。 グッチiPhone7ケース  機能面では、センサーになったホームボタンも、賛否が分かれるところだろう。物理キーではなくなったため、可動部が減り、故障の原因が1つ減った上に、防水にもしやすくなるなど、メリットはある。 Michael Kors iphone7ケースその反面、いくら「Taptic Engine」を使い、疑似的に押し心地を再現しているとはいえ、やはり長く親しんできたホームボタンとは使用感が異なる。センサーのため、爪で押し込めないのもネックだ。 ルイヴィトンiphone7ケースもちろん、慣れの問題もあるかもしれないが、iPadも併用している筆者の場合、操作性の違いで混乱することがままある。使うにつれ、誤操作は減ってきてはいるが、今でも意図せずSiriが起動してしまうこともある。 iphone7ケース ●日本での決定打になりそうな防水・防塵とFeliCaへの対応  一部は賛否両論ありそうだが、全体として見れば、機能は順当に進化しているiPhone 7と7 Plus。とはいえ、こうした違いは、新しいiPhoneを使っていればいるほど、感じにくい部分かもしれない。 シャネルiphoneケース例えばカメラも確かにキレイになり、比較すれば違いは分かるが、iPhone 6で決定的に不満があったかといえば、そうでもない。感動を覚える一定の閾(しきい)値は、既に過去のiPhoneで超えてしまっているのだ。 ルイヴィトンiphone7ケース  こうした機能以上にインパクトがあったのが、防水(耐水)・防塵への対応だ。この仕様は特別日本向けというわけではないが、日本市場でこそ、セールスに大きな影響を与えると予想している。 ルイヴィトンiphone7ケース実際、iPhoneのライバルを見ると、プレミアムモデルでは防水対応が一般的になりつつある。防水・防塵は、もともと日本市場で人気のあった仕様で、フィーチャーフォン時代は、シーズンのテーマとして大半の端末を防水にしたキャリアもあった。 グッチiPhone7ケーススマートフォンになってもその流れは受け継がれ、日本メーカーはこぞって防水に対応した。  グローバルでは、日本発のソニーバイルがまず防水をアピールし始め、トップシェアのサムスン電子がここに追随し、一般化した流れがある。 グッチiPhone7ケースサムスン電子は「GALAXY S5」で防水に対応したものの、フルモデルチェンジを行った「Galaxy S6」「Galaxy S6 edge」でこれを撤廃したが、ユーザーからの不満を受け、「Galaxy S7」「Galaxy S7 edge」で復活させているほどだ。  日本でも売れ行きを左右する仕様といわれており、スマートフォンのシェアで半数近くを占めるiPhoneがここに対応したインパクトは決して小さくない。 ルイヴィトンiphone7ケースセールス面での期待ができる以上に、ユーザーとしては、利用シーンが広がることが歓迎されそうだ。これまでiPhoneを持ち込めなかった、または持ち込むのがためらわれたお風呂やキッチンでも利用できるようになり、“肌身離さず持ち運ぶ”という表現がより適切になっている。 グッチiPhone7ケース高額な製品だけに、急な雨に降られたときの心配がないのも、うれしいポイントといえる。  さらにインパクトが大きかったのが、FeliCaへの対応だ。 シリコンiPhoneケースiPhone 7/7 PlusではApple Payの通信にFeliCa方式が使えるようになり、チャージ型の電子マネーではSuicaが、クレジットカードではiD、QUICPayがそれぞれサービスを開始する。フィーチャーフォンAndroidおサイフケータイと比べると対応サービスが少ないのは残念だが、一方で、Apple Payならではの利便性もあり、少なくとも話を聞く限りでは、利用のハードルが低くなっている。 ルイヴィトンiphone7ケース